導入事例

航空機タイヤ搬送コンテナ

航空機のタイヤを運ぶコンテナです。タイヤを空港から修理工場に搬送するのに使います。タイヤの大きさは直径約950mm・厚み500mmで重量は約100Kgです。
オリウス10の特徴であるが自重が軽いことやたためて収納スペースに有利な点が買われてお引き合いをいただきました。
仕様について以下のご要望がありました。

  • 内部にタイヤを固定するベルトがついていること
  • 段積みできること
  • ハンドリフトもつかえること
  • 荷役の時に、人が踏んだり、タイヤを転がしたりするのでパレットについているアングルが壊れないようにすること

以上のご要望に応えて搬送コンテナを製作、空港に送りました。

導入後

  • 出来上がり・組み立て時の姿です。
    フタには段積み時に上のパレットがズレない様、立ち上がりのリブ付きコーナーを取り付けました。かぶせの蓋の4コーナーをすっぽりと覆うので強度も上がります。
    フタとスリーブのアソビはフタの内側に樹脂板やクッション材で埋めてあるのでぴったりかぶさります。
    外側のベルトは巾50mmのポリプロピレン製でバックルには丈夫な金属製Dカン2個がについています。リフトのつめで傷めないようにリフト差込口をさけて、パレットのうえに取り付けました。
    また引っ張りに抜けないように1本ものでしっかりパレットに鋲止めしてあります。

  • 外側ベルトを解いてフタをはずしたところです。
    パレットはサイズ1100×1100xH150mmで四方差しタイプなのでどちらからでもリフトが差し込めます。ハンドリフト対応なのでフォークリフトが使えない環境でも問題ありません。

  • スリーブ(側面の囲いの部分)をおりたたんでいるところです。
    スリーブの上下辺は樹脂アングルでカバーしてあるので開閉がしやすく、面強度が上がり、ゴミなどが詰まったりしません。内底にはタイヤを縛るベルトがついています。底板に切り欠きをつくりベルトがずれないように引っ掛けてあります。また抜けないように1本もので取り付けています。

  • 折りたたんだスリーブを底に収納してベルトでおさえてあります。コンテナの組み立て作業はワンタッチでたいへん楽にできますので効率的です。

  • フタをかぶせて外ベルトで縛って折りたたみ完了です。パレット込みで高さが250mmまでコンパクトになります。この状態で積み重ねて保管すればスペースが1パレット分ですみます。

  • パレット周囲のスリーブ押さえ用アングルはアルミ製L型アングル(50x25mm)を背中合わせにしてつけました。厚みは3mmで通常使われるアルミアングルとしてはいちばん分厚いグレードです。これが背中合わせで支えあうので人が踏んずけたり、タイヤを転がして載ても大丈夫です。

ケース仕様

事例No 0012
品名 オリウス10
サイズ(内寸) 長さ: 1000mm × 幅: 1000mm × 高さ: 500mm
水色
厚み 10mm
底トレイ パレット
側面スリーブ 四面続き(ヒンジフレーム)
ふた t10とL字アングル
段積みコーナー あり
ベルト あり
面ファスナー なし
キャスター なし
その他の部材

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