用語集
カーボンブラック
カーボンブラックとは炭素主体の微粒子のことです。油やガスを不完全燃焼することで、様々な特性をコントロールして製造されています。
カーボンブラック粒子は黒鉛型の結晶構造を持っています。この構造により電気を通し(導電)、静電気を接地面から逃がしますので帯電を防ぎます。このためカーボンブラックは導電性付与剤として、広く使用されており、プラスチックやフィルムなどに配合されています。
身近なところでは自動車の燃料キャップや燃料導入パイプに静電気による発火を防ぐためカーボンブラックが使用されています。カーボンブラックは、弊社でも導電性のプラダンに含まれ、帯電防止のため使用しています。
カーボンブラックは以下のような用途で使用されています。
- タイヤ等のゴム製品の補強材に
- 塗料、着色顔料に (プラスチックの着色にも使用されます。)
- コピー機のトナー
- 導電性付与剤
- フロッピーディスクなどの磁気記録媒体